カナダバンクーバー通信

ホリスティック栄養士の目指すもの

3月も後半になり、バンクーバーでは水仙やオカメザクラが咲き始めました。春の訪れを感じ、なんとなく心が躍る季節です。私の一か月に及ぶインターンシップも無事終わり、あとは4月21日の卒業式を待つばかりとなりました。

今日は私より一足早く昨年の10月に卒業して、ホリスティック栄養士として歩み始めたクラスメートのキアラとジェイソンのその後の様子をお伝えいたします。二人とも一緒に頑張った仲間で私には親しみのある二人です。バックグラウンドや得意とするところがユニークなので(ポッドキャットのホストとか)、面白く読んでいただけるかと思います。

Kiara Smith(キアラ)はカリブ海に浮かぶ多数の島々から成る国、バハマの出身。人とのつながりを大切し、家族や友達思いの彼女は、人の役に立ちたいという思いから医者になる道を選び、大学で医学を学びました。

既に医学士の学位を得ていますが、西洋医学だけでは健康不良に悩む人々や治療を終えた人たちのアフターケアーが不十分だと感じ、ホリスティック栄養士になる決意をしたそうです。バハマはアメリカのマイアミから飛行機で1時間という距離にあり、食生活もアメリカの影響が大きいのだそうです。肉料理中心、ファーストフード、インスタント食品の普及などで、バハマの人々の食生活は必ずしも健康的なものではなく、まずは健康な食生活がどういうものなのかという意識改革が必要だと話していました。

卒業後は故郷に戻り、The Wellness Recipe Consultancy(ウエルネス・レシピ―・コンサルティング)という会社を立ち上げました。医学部で得た知識と最新の医療研究結果をもとにして、顧客一人一人に最も適した食生活そしてライフスタイルのアドバイスをすることをモットーにした会社です。

彼女の得意とする分野、そして信念や目標とするところがはっきりしており、現在ブログやソーシャルメディアを利用して知名度を上げることと、集客に努めています。

ウエブサイト:https://kiaraasmith.wixsite.com/thewellnessrecipe

 

Jason Madden(ジェイソン)は卒業生総代に選ばれるほど人望があり、そしてクラスのムードメーカーでした。彼のプレゼンテーションは踊りあり歌ありの楽しいもので、おかげで課題の内容がよく頭に残っています。彼はもともと企業で働いていましたが、持病があり、また、体の不調が続いたことから食生活の重要性を感じてホリスティック栄養士になる道を選んだそうです。

卒業後、まずは学校 (Institute of Holistic Nutrition) のプログラムアドバイザーとしてパートタイムで働き始めました。アドバイザーとしての仕事は直接的にホリスティック栄養士の知識を必要とするわけではありませんが、自分の学生生活の経験が入学を考えている人たちの役に立つこと、そして何より安定した収入が得られることが大切だったようです。

そのかたわらVitasaveというサプリメントストアーで働き始めました。この仕事は直接お客様と話をすることができ、健康に問題を抱えている人の役に立っているという実感があり、毎日が充実していると語ってくれました。サプリメントを勧めるだけではなく、食生活やライフスタイルのアドバイスを受けたお客様は喜んで帰っていき、またそのお客様が再度来店し、サプリメントのお陰で症状が改善したと聞いたときには本当に良かったと感じるそうです。学校で学んだことを忘れないため、そしてホリスティック栄養士のコンサルティングの仕事の集客のためにも、しばらくはこの仕事を続ける予定だそうです。

ジェイソンはその他にもポッドキャスト(Podcast)のホストとしてホリスティック・ニュートリションに関するラジオ番組(Holistic Gangster Radio)を制作しています。これもコンサルティングの仕事を軌道に乗せるためのマーケティングの一環といえます。

ウエブサイト:https://holisticgangster.podbean.com

そのほかにもたくさんの卒業生が自分の得意とする分野で頑張っていることを知り、私も刺激を受けるとともに、自分のこれからの方向性を模索しています。

5月からは日本ホリスティックニュートリション協会が主催するストレスニュートリショニスト認定講座を受講させていただくことにしました。受講に間に合うように日本に帰国する予定ですので、このコミュニティスクエアへのバンクーバーからの投稿も次回が最後になります。

最終回はホリスティックニュートリションを学び始めてからの、私と娘の生活の変化についてお話しをさせていただきます。(変更の可能性あり)。