カナダバンクーバー通信

ホリスティックニュートリショニストを目指して。サプリメントストアーでのインターンシップ編2

窓から差し込む日差しが暖かく、家の中にいると外の寒さを忘れてしまいそうな今日この頃。春の到来が感じられるバンクーバーから、私のインターンシップの経過報告です。

前回お知らせしたように、私はサプリメントのお店でスタッフ用マニュアルを作成するというお仕事しています。日本ではサプリまたは栄養補助食品として知られていますが、北米ではダイエタリー・サプリメント(Dietary Supplement)と呼ばれ、食品の区分の一つになっています。カナダ・アメリカでのサプリメントの普及率は高く、お店の数も年々増えているように思います。

Victoria’s Health_Smoothie Bar

私が今回お世話になっているビクトリアズ・ヘルス(Victoria’s Health Store)も2002年に最初のお店をノースバンクーバー(私が住む町)にオープンして以来、2014年にはダウンタウン店、そして2017年には私の通っていた学校の近くにお店をオープンしました。最近の流行を反映して、お店にはスムージー・バー(Smoothie Bar)が設けられています。

マニュアルの作成作業は自宅ですることになり、まずはサプリメントの基本であるビタミンから取り掛かりました。学校で基本は勉強したつもりでしたが、サプリメントに絞って調べてみると知らなかったことがいろいろ出てきました。

例えばレモンなどの柑橘系果物やブロッコリーに多く含まれているというビタミンC (Ascorbic acid)。サプリメントとして売られている商品にはいくつもの違った形状の成分が含まれています(例えばCalcium Ascorbate, Sodium scorbateなど)。そのビタミンCの成分形状によって胃腸の弱い人に向いているものだったり、通常のものより体内に入ってからの吸収力が高かったりと、摂取する人に合わせて選ぶ必要があることを改めて学びました。また糖尿病や痛風などの持病がある場合は摂取に注意が必要であることなど、その他にも気を付けなくてはいけないことが多くあります。

北米では成人の50%以上が摂取しているといわれるサプリメント。消費者はどのくらいその成分の効用や使用の効果をわかっているのでしょうか?またお店で働く人は何を基準にして商品を勧めているのだろうか?という疑問が沸いてきました。

そこで半日だけビクトリアズでジョブシャドウイング(職業体験)をすることになり、私のクラスメイトだったChela(チーラ)が接客の際に横で話を聞かせてもらいました。

お店に入ってまず驚くのは、商品の数の多さ。。。。このお店ではストレス、睡眠、免疫、心臓病などといった症状に合わせて大まかに商品を分けてあります。それでもこの中からお客さんに一番適した商品を、しかも短時間で見つけるのは至難の業のように思えました。

チーラいわく、どの商品を勧めるかは店員に任されているそうです。それぞれが自分で今まで使って良かった商品や、サプリメント会社が主催する講座で学んだ内容をもとにお客さんに商品を紹介する。全てを把握することは無理なので、その時は同僚に尋ねればよいとのことでした。チーラは昨年の10月に学校を卒業し、入学前からこのお店で働いていましたので、接客はさすがにスムーズでした。私がシャドウイングさせてもらっている間にもいろいろな悩みや質問をもったお客さんがやってきました。

例えば。。。。

1. 小学生の子供が便秘で苦しんでいると心配するお母さん。
食物繊維のパウダーをスムージーなどにまぜてのませることを勧められて、お母さんは試してみると言ってRenew Life FibreSMARTを購入。

2. 孫がビーガン(完全ベジタリアン)で肉、魚、卵、乳製品を全く食べないので、コレステロール不足だと診断されて心配しているというおばあさん。
New RootsというブランドのSterols & Sterolinsを勧められましたが、孫と相談してみるとその日は購入せずに帰宅。

3. 夜眠れないのだが何か良いものはないかとやってきた30代の女性。その他に気になる症状などはないか尋ねると、ストレスが多く生活習慣も不規則だということ。副腎疲労症候群(Adrenal Fatigue)の可能性が高いのではということになり、主にハーブが成分のAdrenaSmart, Adrenal Gland Supportというサプリを勧められ、購入。

ナチュロパスドクターから勧められてリストをもってくる人、友人から勧められて試してみたいと商品を探しにくる人、本当にいろいろな人がやってきました。これだけサプリが普及しているカナダでも“とりあえず試してみる。。。”という感じで購入される方が多いと感じました。

私のホリスティックニュートリショニストとしての道は始まったばかりですが、しっかりした知識を広めていくためには、まだまだできることは沢山あるな~。。。と改めて感じた職業体験となりました。

次回、3月末のカナダバンクーバー通信は、「10月に卒業したクラスメートのその後と成功している卒業生の紹介」を予定しています。※変更の場合あり