カナダバンクーバー通信

ナチュロパスドクターの活躍とホリスティック栄養学

こんにちは。豊田幸代です。

バンクーバーが”世界で最も住みやすい街“にあげられた話は前回しましたが、それだけではなく”世界で最も健康的な都市“の4位にもあげられました(2014年アメリカCNNケーブルニュースネットワークの発表)。

この健康的な都市の基準は、住んでいる人たちが健康的な生活習慣を積極的に取り入れていること、保険制度がしっかりしていて未病を推奨していること、そして環境面では公害をださない努力をしていることです。加えて住人が気軽に利用できる公園や公共交通機関が整備されており、栄養価の高い食品が入手しやすい環境を整えていること。また高齢者に優しい生活環境を整えていることも基準の一つになっています。上位にあげられ都市はコペンハーゲン(デンマーク)、モンテカルロ(モナコ)そして日本の沖縄は2位になっています。

バンクーバーが4位になった大きな理由は、都市にもかかわらず空気が澄んでいることです。空気がどのくらいきれいであるかは、いかにその都市が健康に趣をおいているかのよい基準になります。汚れた空気によって心臓発作、脳卒中,喘息、肺がんなどが引き起こされることが多いからです。

そんな健康に趣をおく都市バンクーバーでナチュロパスドクターの活躍が注目されはじめています。日本ではまだナチュロパシーという言葉は馴染みがないかもしれません。ナチュロパシーは日本語では自然療法と訳され、予防や自己治癒力に重点を置く療法です。ナチュロパシーは心と身体はつながっているものという考え、病気を全体的に捉えます。ナチュロパスドクターは病気を起こしてしまった原因をライフスタイルや食習慣なども含めて探り、その原因を根本から治療します。ハーブなどを使った生薬療法、食事療法(サプリメントを含む)、鍼やマッサージなど、従来の対症療法(主に西洋医学)とは違ったアプローチで治療を行い、その後も健康を維持するためにどうしたらよいかのアドバイスをしてくれます。

バンクーバーには140名のナチュロパスドクターのクリニック(College of Naturopathic Physicians of BCのウェッブサイトより)があり、約250名のナチュロパスドクター(BC Naturopathic Associationのウエッブサイトより)が登録されています。このナチュロパスドクターの活躍と共にここバンクーバーでも注目を集めはじめているのが、「ホリスティック栄養学」です。その名が示す通りホリスティックの考えをもとにした栄養学ですが、ナチュロパスドクターが重点をおいている心と身体のバランス、そして自然治癒力を食べ物(栄養素)の面から掘り下げて考えていくものです。

バンクーバーのダウンタウンにもこの「ホリスティック栄養学」学べる学校が二つあり、私もそのうちのInstitute of Holistic Nutritionという学校に2016年から通いはじめ、2017年の末には全課程を修了してCertified Nutritional Practitionerの資格を取得する予定です。